Home * Love 〜始まりは、キス〜






『コレ。世界でたった1枚しかないメモリーカードなんだよね?…どうしてくれんの?』



『すみません………』


『君、ヒドイね。
人の大事な物を壊しといて、謝ったぐらいじゃ許されないよ?
彼女のメッセージが録音されている世界でたった1つのメモリーカードなんだから。』

何言ってるんだ?自分。



『すみません…離れてく…』


どうしてこんな事をしてしまったのか……

自分でも分からない。


ただ言える事は━━━…



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


俺は、冷たい筑前煮と温かいご飯を食べながら………思った。

ごんなに温かいご飯を食べたのは
いつぶりだろうな―――

由夏………



あ。そうだ。

早く明日の仕事の準備しないと―――


俺は温かいごはんをかきこむように食べた。


━━━貴也目線 終━━━



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