ず っ と 。

蒼介side





急患で長引いた仕事を終え、いつも通り歩いて帰る




毎日くたくた。

研修医を卒業したばかりの俺は、まだ失敗も多い



小さい頃から憧れた医者だけど、自分が想像していたよりもずっとこの仕事はキツかった




はあ とため息をつきながら、顔を上げて横断歩道の信号機をぼーっと見つめる



信号が赤から青に変わった時、ふと目の前の公園に誰かがいるのに気づいた



ベンチに丸くうずくまってる女の子



腕時計を確認すると夜中の3時




なんでこんな時間に……



とは思ったけど、早く家に帰って寝たいという思いに勝てず、そのまま公園の前を素通りした





< 7 / 80 >

この作品をシェア

pagetop