君と恋愛始めます。
あのあと、ゆうたから電話が
かかってきた。
でもさっきのことがあったから
気持ちの整理や、裏切りに対しての
喪失感もあって電話は着信拒否に
した。その後も五、六回かかってきた
けど、それも無視してしまった。
少し罪悪感があるが、先に裏切ったのは
ゆうたの方だ。電話のバイブ音を
聞きながら私はベッドに倒れこんだ。
ゆうたにとって、私はどんな存在だったの
かな。都合のいい女?少なくとも
私は本気で愛してた。
「...ゆうた、酷いよ」
その言葉が部屋にこだまして
私の嗚咽だけが響く。
そしていつの間にか眠ってしまって
気づいたらブランケットが
かかっていた。
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