嫌いな君を好きになる……

真は、俺を睨んでる。


「え、真くん。

どうしたの？」

俺の時はあんなに嫌がっていた桜。


少し、慌てただけの君。

「桜は俺のだからーーっ」　


「離せよ。」



「嫌だ、離さない。」


私の気持ちは、なんだか落ち着かない。

彼らに出会った私の胸は、落ち着かない。


私は助けを出そうと、陣くんたちを見た。