嫌いな君を好きになる……

逃げる狼

「おい、桜ちゃん返せよ」


不良の凄みに思わず怯える私。

思わず、真と言う人に抱きついた。

「さ、桜ちゃんに触るな」


いや、抱きついたのは私です。


ごめんなさい。。


「はあ、後は任せた」


真と言う人は、私を抱き抱えたまま公園のベンチに座った。


「あの、下ろしてください……」


「別に平気だよ」


いえ、そうじゃなくてーーー。


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