嫌いな君を好きになる……
学校に戻った私は、鞄に荷物を積めた。


「結局、今日はなんもしてないな」


拉致られ、みんなが助けに来てくれただけ。

授業はないし、私は、教科書を眺め溜め息をはいた。


「まあまあ、桜ちゃんこれから遊び行かない?」

「私はーーー」


ガラッ


突然開いた教室のドア。


目を向ければ、旬がいた。


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