イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
「用件はわかりました。協力はいたします。でも…なぜ私なんですか?」

「そ、それは…僕、女性の友達や知り合いがいないんです。でもそんな僕が知っている唯一の女性があなただったので」

・・・え?

何だか嫌な予感しかしない。

「私はそんなに・・・有名なんですか?」

すると牧村さんは顔を真っ赤にさせ「そりゃ~有名ですよ。だって大沢さんと言えば巨――」

恐らく巨乳と言おうとしたのだろう。だけど牧村さんはその言葉を飲込んだ。

しかも視線は明らかに私にではない誰かにだ。

チラリと横を向くと七瀬部長が立っていた。

え?いつからいたの?

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