イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
「本当にいいの？」

「はい。今日はありがとうございました。おやすみなさい」

「おやすみ」

私は呼んでもらったタクシーに乗って自宅へと向かった。

時計をみると１１時。こんな時間まで私は宮田さんと話をしていたと思うと自分でも驚いた。

でもまさか部長の車に乗っていたのを見られていたとは思わなかった。

これからは気をつけないと…それとまさか告白されるとは･･･

過去に何人かの男性から告白された事はあった。

でも相手のことはほとんど知らなくて、理由を聞くと「かわいい」「スタイルがいい」という。だけどスタイルが良いというのは言葉を言い換えただけで実際は胸がでかいからっていうのは相手の目をみればわかる。

それ以外の私のことなどなにも知らない。そんな人とつきあえないからと丁寧にお断りすると腹いせなのか身に覚えのない噂が立った。

でも宮田さんはそんな人達とは全然違うのは話をしただけでわかった。

でも･･･どうしてだろう。

つきあいたいとか好きになりそうと、そういった気持ちにならない。

いいお友達。それがしっくりくる言葉だった。

ワガママかもしれないけどやはりつきあうなら自分が好きになった人がいい。

そんな事を考えていたらいつのまにか家に着いた。
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