嗚呼私の王子様



私は母とショッピングモールに行った時、

ついおもちゃに目を奪われて母とはぐれてしまった。



当時3歳だった私はずっと母にべったりで

独りになったことがなかったから、

怖くて堪らなかった。



とりあえず近くまでは歩いて探してみたけれど、母らしき人はいない。



どうしよう…。



私は寂しいのと怖いのと、どうしていいか分からず途方に暮れていた。


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