カクテル紅茶館の事件簿録
なんだかしんみりじゃない?
暗さのせいか、寒さのせいか、話題のせいか。
そんなことを考えているとふとヌイの歩みが止まった。
「ヌイ?」
「うん」
きっとまた私の声は聞こえてないのだろう。
ヌイは曖昧に相槌を打つだけだ。
私なりにどうして立ち止まったのか推測してみようとまずはヌイを観察した。
まず、ヌイは持ち物を持ってきてはいない。
よって何かを落としたって言う線はない。
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