カクテル紅茶館の事件簿録
ヌイはいつもの如く鞄も持たずにそこにいる。
今日はスマホを片手にはしているけど……、こんな何もない道でどうしてスマホをいじっているのか私には見当もつかない。
「待ってたんだ」
「え?誰かと待ち合わせ?こんなところで?
って、それならそう言っておいてよ。
いまからお店に行くところだったんだよ?
あれ?でも私に逐一予定を教えるとかおかしいかな?」
「ふふふ」
一人混乱する私に、ヌイはなぜか吹き出す。
「タマちゃんは大変だね?考えることがいっぱいだ」