カクテル紅茶館の事件簿録
「そんなわけ、」
「あ。これに関しては僕が実証済みだから」
「はあ?あんた何したんだよ」
「それは僕と莉花の秘密。ね、莉花♪」
翔ちゃんは何もかもが気に食わないのだろう。
声を潜めることもなくブツクサ暴言を吐いている。
だけど開けかけた扉をそれ以上開こうとしないのは、やっぱり翔ちゃんが優しいからだ。
「あの、それじゃあ……」
「莉花ちゃん、気をつけてね。
翔ちゃんも、気をつけて帰るんだよ」