朧咲夜2-貫くは禁忌の桜と月-【完】
はたはたと手を振ると、流夜くんは半眼で肯いた。
「あーそろそろ第二波来るかな。あとは自分でどうにかしてよね」
「え?」
吹雪さんの気だるげな声に振り向くと、別の女性たちが近づいて来ていた。
……また妹扱いだろうか。
「行くぞ、咲桜」
「え、いいの?」
「気にするな。降渡、吹雪、愛子への報告はもう十分だろ。咲桜との仲は問題ない」
マナさん? 報告ってなんだろうと考えると、降渡さんが降参したというように手を挙げた。
「ばれてた? 愛子心配性だからさー。いいよ、行きなー」
「流夜くん?」