私の心霊体験談( 怖かったこと)

着信2

プルル…プルル……プッ


電話が繋がった。

「あのっ、すみません。この携帯、私の携帯電話なんです。」

返事は、ない。




コ゛ォォォォォ…


ハァ…ハァ…


聞こえるのはさっきと同じ音。

地下鉄のホームのような音と、男性の吐息。




いや、ホームじゃない。

黒い螺旋模様が続く、暗い場所…

顔はわからないけど、やや小太りな男。



―――なんで?


見えない相手が、視えてくる…



私は声を振り絞った

「私の携帯、返してください!!!」





ガチャッ…


プープープー…




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