そして、失恋をする
「陸、ジュース買おうぜ。のどかわいた」

修也は僕の質問に答えるのではなく、道端に設置されていた自動販売機に指指した。

「え?」

「ほら、自動販売機でジュース買おうぜ」

「わかったよ」

修也がそう言うので、僕は自動販売機にお金を入れた。

先にお金を入れた僕が缶の飲料水を右手で押して購入し、その後に修也がペットボトルの飲料水を購入した。

「それで、どうやって好きな人の嫌いなところを見つけるんだよ?」

僕は、もう一度修也に訊ねた。

「なぁ、陸。なんで、そんなこと訊くの?」

「え?」

修也の開いた口から出た言葉が、質問だったことに僕は目を丸くして驚いた。

「陸は、千春のことが今でも好きなんだろ。千春以外に好きな人いないんだろ」

「そうだよ、千春以外に好きな人いるわけないじゃん。なに言ってんだよ、修也」

修也の質問に、僕は即答した。しかしなぜか、脳裏に浮かぶ千夏が僕は気になった。
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