あきら先生、だいすきです。
03 ▷ 確信に変わる時



蝉の声と夏の暑さが私をいじめてくる。



「あーーなんでこうなったんだ、、、」



「まあ、クジ運が悪かったってことだね」



手元のクジを何度見ても、学園祭実行委員の文字が書かれていた。



「あーーやだーー!!」



なぜこんなに嫌がっているのかというと、
学園祭の実行委員は夏休み中に打ち合わせやら準備やら買い出しやらでとても忙しく、



ほぼ夏休みの半分は学校に行かなきゃいけないからとても不人気でみんな避けたがるのだ。



「あー。全部夏のせいだ。」



「でもいいじゃん!今年の学園祭実行委員はあの大人気の晄先生が担当らしいし、仲を縮めるチャンスじゃん!」



「いやだから、ずっと言ってるけど好きじゃな、、、」



食い気味に奈乃加に " はいはいはい " と流された。



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