処刑バッヂ
あるいは、2人きりになったときに梨央は告白したのかもしれない。


色々な考えた脳内を駆け巡っていた時に画像は途中で途切れ、真っ黒になった。


「体育館に真奈ちゃんがいるんだね」


「あぁ……。行くか」


涼希はスマホをポケットへ戻して立ち上がった。


「うん」


今は、行くしかない。


残っているのはあたしたち2人だけなんだから。
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