処刑バッヂ
「このままってワケにはいかないよな。さすがに」


和馬がそう言い、太一と共にトオルの体を抱えあげた。


「俺も手伝う」


涼希がそう言って手を出すと、晴康も渋々と言った様子で手伝い始めた。


「保健室のベッドに寝かそう」


涼希がそう提案し、あたし達は一度教室を出たのだった。
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