旦那様は冴えない先生!?
お姉ちゃんからのお願い

『ただいまぁ〜』


じめじめした 空気を 頬に感じながら
学校から帰宅した 華音(かのん) 16歳。


『おっかえりぃ〜♪』
アイスを咥えながら答える姉の華(はな)
24歳 社会人。


『あれぇ? お姉ちゃん♪
今日は 早かったんだね〜♪
私もアイス食べた〜い』


『まだ アイスあったよ♪ 食べな食べな〜』


『あ〜 おいひぃ♪ おねえひゃん
今日の晩ごはん何にふるぅ〜?』

『ん〜。 ねぇ、華音…』

『ん〜?なぁに? お姉ちゃん 』

『あのね? ……今日なんだけどさっ』

『なぁに?』

『お願いがあるの!!』
手を合わせてお願いポーズをする姉。

『どっ どうしたのぉ?』
びっくりしながら 姉を見る 華音。

『今日ね? 実は、合コンがあってさっ…』

『ご う こ ん ?』

『そう!そうなの!』

『え〜じゃあ……今日の晩御飯は独りかぁ…』

『…ん? そーじゃなくね?』

『ん? そーじゃないって?』
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