冷たい部長の甘い素顔
3月21日 木曜日
・:*:・:・:・:*:・・:*:・:・:・:*:・

3月21日 木曜日 春分の日

・:*:・:・:・:*:・・:*:・:・:・:*:・

私は、白いドレスを身にまとい、大きな扉の前で父と並んで立つ。

扉が開いて、ゆっくりと歩み出す。

私の行く先には、大好きな将軍さん。

私は、将軍さんの元へ一歩踏み出し、将軍さんの腕を取る。

永遠の愛を誓い、指輪を交換する。

将軍さんは、ゆっくりとベールを上げる。

緊張した将軍さんの顔が近づき、そっと口づける。

29歳の誕生日。
私は、秦野爽になった。



将軍さん、私を愛してくれて、ありがとう。

私に愛を伝えてくれて、ありがとう。

将軍さん、私は一生、あなたのものです。

将軍さん、だいすき。

永遠にあいしてる…




─── Fin. ───
< 163 / 192 >

この作品をシェア

pagetop