白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】


「こんにちは。久しぶりだね、のりちゃん!また、一段と可愛くなったね。」


望さんは、背の低い私に合わせてくれて、膝をフローリングの床についてくれた。
望さんはいつも褒めてくれるから好き!


「当たり前だ。法子は俺の姪なんだから、可愛いに決まっている!」



我が叔父のともちゃんは眉を逆ハノ字にして腰に手を当て仁王立ち。


「ともちゃん、決まってないから。・・・可愛いなんて言ってくれるのは、ともちゃんたちだけですぅ。」

「お!法子は、そんな大人みたいな事を言うようになったのか?嬉しいような、寂しいような・・・。」



お芝居みたいな言い方をしながら、私に手土産のお菓子の箱を渡してくれる。
ゼリーだ!
フルーツもいっぱいのヤツだ!
すごく好き!



小学校3年の夏休み。

ともちゃんと望さんが久しぶりにうちに遊びに来た。


望さんとゆう君と初めて会った日から、5年が過ぎていた。







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