極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
「藤宮さん、あとどれくらいで終わります?何か食べて帰りませんか?」

仕事が片付いたのか、片桐君はPCの電源を落として椅子から立ち上がった。

「今終わった。でも、イマイチ食欲ないんだよね」

固形のものを食べるのが苦痛だ。

私も席を立ち、書類をファイルしながら答えたら、彼は面白くなさそうな顔をする。

「それ、今週ずっと言ってますよ。前園さんいなくてそんなに寂しいですか?」

「寂しくなんか……!?」

”寂しくなんかない”と返そうとするも、目の前に片桐君の顔があって驚きで最後まで言えなかった。

「俺、藤宮さん好きなんです。本気ですよ」

彼が真剣な顔で私に告白する。

「じょ……冗談だよね?」

笑って誤魔化そうとするが、彼は私との距離を詰めてきた。

後ずさりしたら、背中が壁にぶつかり行き場を失う。
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