シ者-nagisa-

渚「私にも...分からないの。
でもね、男の人と話してて
穏やかな気持ちになれたのも
その人の事を知りたいって思ったのも
ずっと近くにいたいって思ったのも
唯川くんが初めてなんだ。」

さっきまで怪訝な表情をしていた
愛美は私の言葉を聞いて微笑んだ。

愛美「‥先輩。本気なんですね。」

渚「え?」

愛美「私、初めて見ました。
先輩の恋してる顔。
先輩は本当の本当に唯川さんの事が
好きなんですよ。だから...
先輩のその恋、応援します。」

人に話しをすると少しだけ......
ほんの少しだけ気持ちが楽になる
という事を私は初めて知った。
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