シ者-nagisa-

颯「うん、ありがとう。
白咲さんなら自販機の前の
イスで眠ってたよ。」

至「何してんだよ、あいつ。
眠れないとか言ってたくせに。」

起こしに行こうとする
至を呼び止める。

颯「少し眠らせてあげた方が
いいんじゃないかな?
白咲さん、今日はずっと
休んでないみたいだったから。
でも、そのブランケットは
掛けてあげた方がいいかもしれない。
じゃあ、僕は帰るね。」

たったそれだけの事なのに
2人で一緒にいる姿を見ただけなのに
どうして僕は嫌だと思ってしまうんだろう。
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