シ者-nagisa-

~渚side~


家へ帰り明かりもつけずに
私はマッシュくんから
届いたメールを読み返した。

私にとっての宝物だった。

素っ気ないマッシュくんからの
メールだけが私の手の中にある
大切な宝物だった。

でも、どれだけ大切にしたって
何の意味もなかった。
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