セカンド·ワールド_

試験教室に着く



さあ、かかってこい!!



一度息をスっと吸い、ゆっくり吐き出す




____ガラッ









鉛筆の音が鳴り響く






案外人が多い







シャシャシャッと手慣れた音





「あ、良かった。受験者来て
この子のペア待ちだったんだよ、じゃ、頑張ってね」




描画試験は初対面の受験者と二人一組で行う






お互いがお互いの似顔絵を描く





初対面___のはずなのに





俺は受験者待ちをしていた人を見る


そして驚いた





さっきのイケメン君だ!!





「あっ、さっきは…」
俺がお礼を言おうとした瞬間、彼は口元にシーっと指をあてた



__ダメですよ、バレてしまっては、初対面っていうルールですから



あっそうだよな

危なかった…










俺はその時違和感も覚えずにイケメン君の"言葉"を聞いた









イケメン君は口元に指を当てて、口パクもしていないのに








俺は知らぬ間に"声"を聞いていた








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