あの日見た景色

お姉ちゃん



お姉ちゃんが亡くなったのは10年前。


私が7歳、お兄ちゃんが15歳、お姉ちゃんが17歳、優人が2歳だった。



『優樹って今日の夕方空いてる?』


『空いてるけど…?』


お兄ちゃんとお姉ちゃんがコソコソとお話をしてる。

お姉ちゃんは可愛くて、私のヘアアレンジもしてくれて自慢のお姉ちゃん!

お兄ちゃんは誰よりも優しくて、料理も上手で自慢のお兄ちゃん!

優人は笑ってる顔が癒される!



そんな事を思いながら夢の中へ引き込まれた。
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