ひだまり

この日オレは…最悪の行動をとった。

一番守りたかった笑顔を……壊してしまった。



「悠人先生、何を見てたの~」

「あっ!重そうに持ってるよ!手伝ってあげないの?」

新人5人のうち、一人を除く四人は…

園生活にもすっかり慣れて

ついでにオレにも慣れたらしく……威厳もあったものじゃない。

おまけに

何を思ったか、オレが唯先生を好きだと決めつけて

ことあるごとに、からかってくる。

「だから、違うって言ってるだろう。
こんなオジサンとウワサされて……唯先生も迷惑してるぞ。」

「大丈夫!」

「唯ちゃんが気付くわけないもん!!」

「先生~どうする?
一生気づかれないかもよ!」

口々に言うからかいは……

実は心に結構きてる。

決して………恋愛の好きではない。

10も年下の女の子に……それはない。

ただ、同じ教師として……何とかしてあげたいと思っているだけだ。

それなのに……

四人の言葉には……何故だかイライラし……

オレにだけオドオドする彼女には……

もっとイライラしている。

そんな状況が4ヶ月も続くと……思った以上にたまっていて

この日……とうとう爆発してしまった。
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