隣 の セ ン セ イ 。
沈黙が訪れ、




薫さんがコップを置いた音と




時計の針が進む音だけが無機質に響く。









恭弥が口を開こうとしたとき、







薫「ご馳走様。私お邪魔みたいだから帰るわね。


彼女さんと仲良くね」



恭弥「あっ、薫さん!…待ってください、」


薫「……私もいた方がいいの?」


恭弥「はい」






ああ、嫌だな。




こんなの私が惨めなだけだよ。







花純「…雨音?」


雨音「…ごめん、大丈夫」






大丈夫。大丈夫。




だってもう別れたでしょ??





気にすることない。








恭弥「雨音ごめんね。傷付けた。



……俺は、いまは雨音のことは好きじゃない。



と、いうか………雨音よりも幸せにしたい人ができた」
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