キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて
第2章

恋の話




サクラ達とは《サクラ失踪事件》から、いつも四人でいるようになった。

こんな楽しい仲間が出来たんだから、あの時遅刻していてもサクラの言う神様を恨むどころか感謝をするよ。



私たちは部活には入らず、放課後はカラオケに行ったり買い物に行ったりして、いつも遊びに行っていた。

毎日が楽しくて、楽しくて(以下エンドレス)。


私はある重大な事を忘れていた。



思い出したのは、いつもの様にみんなで放課後の教室で話していた時の事。たまたま恋愛の話になり、彼氏のいるカエデとツバキの惚気話を聞いていた時だった。


「この前、彼氏とデートしてた時さぁ、街中だっていうのにいきなりチューされたんだよ‼恥ずかしいからホントやめて欲しいよ……」


そう言いながらもカエデはまんざらでもなさそうな顔。

ニヤついてますから‼‼


「私なんて外でHされた事ある‼人に見られたらシャレにならないっつーの」


あらあら、ツバキったら本気で怒っているみたいねぇ。

< 40 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop