キラキラと光り輝く、優しい笑顔に包まれて

『友達』と『親友』の境界線



次の日の放課後からは『アズサ・彼氏獲得大作戦』と名付けられた会議(?)が行われた。


ツバキとサクラは真剣に話し合っててくれたが、カエデだけはどうしても面白がっているようにしか見えなかったけど協力してくれてる以上文句は言うまい。



コンパの話も出たは出たけど、ツバキの彼氏の友達となかなか予定が合わず結局流れていった。

それに、自分からコンパしたいと言い出したはいいけど、今まで行った事がないため少し恐い気がしたから内心ホッとしていた。


だから会議とは言っても、たいていはカエデとツバキの彼氏の惚気話と愚痴とで毎日が過ぎていった。


私も……惚気りたい‼愚痴りたい‼‼(彼氏限定)
いつの日か必ずや、女アズサ、やり遂げますとも‼‼



でも、この会議はある意味無駄ではなかった。

恋愛の話をしていて、サクラの口から恋の話を聞いた事がないのに気付き、何気なく話しをサクラに振ってみた。


「そーいえばサクラって彼氏とかいないの?」

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