“幸せ”だって無くして気がついた 馬鹿な僕だから
第6章


第6章



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誰にも尾けられていない・・・・
誰にも見られていない・・・。


周りに神経を尖らせ、
間もなく目的地に着く。


「フフッ・・・フフッ・・・。」


ニヤケを通り越して、まだ実行前だというのに笑ってしまっていた。


警察は気付いているだろうか・・・
いや間違いなく気付いていない。


傘の上を打ちつける雨を感じながら、
僕は反省していた。


警察を無能組織だと見下していたけど、
どうやら甘く見ていたようだ・・・・。


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