言葉はいつも想いに足りない

~仁side~


出来る事なら見たくはなかった。
水無月のあんな姿を知りたくなかった。

だけど、そのおかげで知る事が
出来たのだから良かったんだ。

水無月が放り投げた携帯は
見るも無残な姿になり
何だかその携帯が水無月のように
思えてならなかった。

水無月に絡んでいた男は
その携帯を手に取ると
迷う事なく水無月を殴った。
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