おじさんとデートしました。
登録



 
 「しーちゃん!」



 「あ、絵里おはよ!」



 「おはよお~今日も暑いね やんなっちゃう」



 
 そういって彼女は教科書であおぐ。



 
 あたしの名前は 市岡 椎名です。



 高校から女子高になり、男と縁もないせいか…



 
 飢えてます。



 
 「あーあ、アイスたべたあい」



 「…ぬけだす?」



 悪戯な笑みをこぼしながら絵里が言う。



 
 あたし達は1時間目からサボる事にした。





 
 先生は皆職員室で会議中のせいか、廊下は静かだった。



 あたし達はガヤガヤうるさい教室の中を抜け出す。



 
 「まって!市岡さんたち!」



 後ろから声が聞こえる。



 「あ、あたしもいっていい?」



 …え、超まじめな伊藤ちゃんじゃないの!



 
 あたしと絵里は顔を見合わせた。



 
 「ok~★ いいよ!はやく!」



 絵里が言う。



 ってえりぃ!?普段そんな子相手にしないはずじゃ…



 
 あたしたしはそそくさと教室を出て、


 下駄箱まで来た。



 


 

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