色んな方法でダイエットしてもダメだった人へ
1章 色んなダイエットがあるけど、ほとんど間違ったやり方です
 世の中には、色んなダイエット方法があります。
 ダイエットについての本はたくさんあるし、テレビでも色んなものが紹介されてるし、インターネットにも情報が溢れています。
 でも、だいたいの方法は間違った方法なんです。
 その理由から説明したいと思います。

 ダイエットというのは、
「体脂肪率を下げること」
 なんです。
 誤解してはいけないことは、
「体重を落とす」
 ということではないんです。
 たとえば、1リットルの水を飲むと1キロぐらい体重が増えますが、それは別に太ったわけではありません。
 筋肉が1キロ増えて、脂肪が500グラム減ったら、結果として500グラム体重が増えますが、ダイエットはうまくいってると言えます。
 このように、ダイエットとは単に体重を落とすということではありません。
「1か月に10キロ痩せた」
 こんな宣伝文句もありますが、こんな宣伝文句がある場合はだいたい間違ったダイエット方法です。
 なぜなら、1か月という短い期間に10キロも体重が落ちるということは、
「筋肉が落ちたり、骨の密度が下がったりしている可能性が高い」
 からです。見た目はむしろ悪くなります。
 それに、体重の増減というのは詐欺みたいにいくらでも騙すことができます。
 例えば、ダイエットを始める前に暴飲暴食をして短期間に体重を10キロぐらい増やしておくと、体はもとの体重に戻ろうとする性質があるから、痩せやすくなります。
 でも、普段55キロだった人が暴飲暴食で65キロになって、その後1か月で55キロまで痩せたとしてもそれはダイエットではありません。
「55キロから65キロに太って、また55キロに痩せたということは、たしかに1か月で10キロ痩せたということになるけど、実際にはダイエットになっていません」
 ダイエットというのは見た目の問題です。筋肉が増えて体重が上がっても見た目が良くなればダイエットに成功したと言えます。
 だから、短期間に異常なほどに体重が落ちている方法があったとすれば、
「詐欺かもしれない。筋肉も骨も脆くなってしまう間違った方法かもしれない」
 というふうに疑ってください。
 世の中のダイエットが間違っているもう1つの理由は、その方法の理論が不明瞭ということです。
 ダイエットには必ず理由があります。
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