アスカラール
「後でいいんじゃない?」

そんな美都に向かって成孔は言った。

「後、ですか?」

美都は枕から顔をあげると、成孔を見つめた。

「うん、後で連絡すればいいと思う。

その時は俺も一緒に謝るから」

成孔はそう言うと、美都の肩を抱き寄せた。

「もう少しだけ美都と一緒にいたい。

離れていた時間は長かったんだし、もっとこうしていたい」

「成孔さん…」

成孔はフッと笑うと、美都の額に自分の唇を落とした。

「それでいい?」

そう聞いてきた成孔に、
「…そうします」

美都は答えると、彼の胸に顔を寄せた。

「成孔さん」

「んっ?」

「愛しています」

そう言った美都に、
「俺も愛してる」

成孔はそう返事をすると、唇を重ねてきた。
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