ネェ、オレヲアイシテ? Ⅱ~Buddy or Family~
聖里奈が身体を放したところで、光にぃは笑った。
「ん、……心配かけて悪かったな」
「バカ兄貴ぃ……っ」
聖里奈の隣へ行った翼にぃは、悔しそうな顔をして泣き出した。
「光にぃっ!!」
俺が翼にぃの横に行くと、
光にぃは、俺と翼にぃの頭をわしゃわしゃと撫でた。
久しぶりに撫でられて、つい嬉しくなった。
真凛と朔は俺と翼にぃの真後ろに来て、
安心したように笑った。
光にぃが元気になって、本当に良かった。