もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開


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西山さんにカレーの作り方を教えて貰って、その後にサラダの盛りつけをして、すっかり料理に目覚め始めた。


その頃、内山くんはゆいちゃんとりょうたくんと一緒にトランプでわいわい遊んでいた。


こんなに笑っている内山くん…初めて。



「ほらほら、みんな!
カレー出来たわよー! 運んでちょうだい!」



手をパンパンと叩いて、大きな声でみんなを呼んだ西山さん。


「はーい」と返事をして、ゆいちゃん達は西山さんのところに集まった。


みんなの分をよそっていたお皿を、テーブルの上に並べていく…


こんなに机の上にお皿が並んでいる光景は初めて…


テーブルに8人が着くと、みんな合掌をする。



「「いただきます!!」」



そう言って、みんなカレーを口に運ぶ…



『ほら、藍も食べろよ』


「うん!」



隣の内山くんに言われてカレーを一口食べてみると、程よい甘さで美味しくて…


誰かが作るご飯ってこんなにも美味しいのかと改めて思った。


食べないことが多いご飯。

電子レンジで温めて食べることが当たり前だったのに…



『藍…泣いてる?』


「あーちゃん?」



内山くんと、向かいに座るゆいちゃんが心配そうにみつめてきた。



「ごめん、嬉しくて…」


『はは、それは良かった』



左手であたしの頭を優しく撫でてくれた内山くん。



「わぁー、頭なでなでしてるー!」


『ゆいは、ボクがナデナデしてやるぞー!』


「きゃはは」



ゆいちゃんの頭をりょうたくんが撫でて、こっちまで恥ずかしくて…


でも…すごく、楽しい。






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