もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開




あ、朝練の時間か…




『なんで寝巻き…てかどうしたんだよ!?』


「離婚したって。
それで今日から知らない男の人と暮らすから出て行ってて。」


『は?ちょっと待てよ…言ってる意味』


「はは、あたしのこと邪魔者扱いだよ。」


『藍…ちょっと来い』



閉めたばかりのドアを開けて、家にあたしを入れた伊織。



「ちょっと、伊織!?」


『良いから、とりあえず顔洗って制服着ろよ?』



脱衣所を開けて、優しく背中を押された。


鏡に写る顔は酷くて…

ゆっくり頷いて、ドアを閉めた。





< 45 / 276 >

この作品をシェア

pagetop