もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開



この世に、恋がたくさん落ちている中で

愛は、真実の愛と

偽りの愛がある。

あたしは“偽りの愛”でいたかった。


真実の愛なんて、ないんだよ。


龍也くんと別れたあの日からずっと、そう思ってきた。


拓叶の好きは…本物?

そう心のどこかで疑ってしまうあたしが憎い。


本気で恋をして、遊ばれていた。

人を好きになるのが怖い。


だけど…この思いはもう止められそうにない。


ねぇ…

もう一度、本気で恋をしていいの?



『俺が怖い?』


「うぅん。」


『信じられない?』


「信じ…たい。
けど、龍也くんの時みたいに本気で恋をして遊ばれていたあの頃から…」



そこまで言うと、手を引っ張られて拓叶の胸元に引き寄せられた…───



『俺の前で、他の男の名前…呼ぶなよ』






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