イケない☆時間




やっぱ言おうかな?



お手上げする事を覚悟して、かすかに口を開けたその時。




「なら、いいんだけど♪」


「へ?」




切り替え早っ!!!!!



あまりの切り替えの早さに漫才の人が真剣な時にボケたみたいに地面をズサァァァァア!!!!と行きたかった。




「んじゃあ、行こう♪学校に」



あたしは千里に引っ張られながら学校に向かった。



「千里!!!速いよぉ!!!」



「いぃから速く!!!」




そんな強引で敏感な千里が



あたしは大好きだ。




あたしのすべてを分かっていてくれるし、
分かろうと一生懸命になってくれている。




「あ、松村」



「どこどこ!!!?」



「あんた、なんで松村にはやたらと敏感なわけ?!」



「だって松村くん、優しくておもしろいんだもん」




松村隼人(マツムラハヤト)くんは
クラスのムードメーカーでかなりおもしろい人なの。


だから、あたしも松村くんの友達でいれてとても嬉しい!!!!



「お〜い!!!!松村くぅ〜〜ん!!!!!」



あたしは小さくて短い腕をブンブン振って松村くんを呼ぶ。
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