愛され姫はぶりっ子ちゃん!?




今のところ怪しまれてる所は何も無いよね?

はぁ、何で私がこんなにビクビクしなくちゃならないんだろうか。




それも、これも!親のせいだ!!













それは中学三年生の時…



「お母さん私さ、高倉高校を受験しようと思ってるんだけど…」

ある活動を中学からやっていて、情報収集にとヤンキー校に通おうと思っていた。


しかし、お母さんの一言で私の計画は崩れた。


母「あ、それは出来ないわ」


「え?何で!?」


母「あなたは海崎学園にはいることが決まっているのよ」


か、かい、海崎学園!?!?



「な!何で!?あんな超名門校に!?」

私は、ヤンキー高校の高倉高校がいいのに…。



母「あれ、言ってなかったっけ?お母さんとお父さんも海崎学園だったのよ。それに、おじいちゃんが学園長だからねー」



「あ、ああ、、なんか聞いたことあったような…」


確かどっかの学園長してるとか何とか…。




母「それに柚香は、正体だバレたらまずいでしょ?
高倉高校みたいな、ヤンキー勢揃いのところに行ったら、喧嘩かられてすぐに正体バレるわよ。柚香の性格じゃね」


うぅ確かに言っていることは間違ってない…




仕方ないか………。



















ってなわけですよ。






あそこで納得した私が馬鹿だった。

名門校だから何も調べないで入学したら、暴走族入ってる奴らがいるし。



しかも!それが全国ナンバー1の皇輝だった。



いくら、全国ナンバー1で正統派だとしても、油断は出来ない。

もし、秘密が知られた時、何されるか分からないからね。



だから、わざと皇輝メンバーに嫌われるように、ぶりっ子を演じているわけ。


でも、もう少し嫌ってもらわないとね。





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