"鬼"上司と仮想現実の恋
「うんうん。」

旭も頷く。

そうこうしているうちに、10分程で実家に着いた。

「ただいま〜。」

旭、晴が家に入る。

私は、悠貴さんを先に促して、続いて入った。

「まあまあ、遠い所をよくいらっしゃい
ました。」

母が玄関で出迎えてくれた。

「今日は、わざわざお時間を取っていただき、
ありがとうございます。」

悠貴さんは、頭を下げた。

母が、

「どうぞ、上がってください。」

とスリッパを出すと、

「お邪魔します。」

と悠貴さんは靴を脱いだ。


リビングで父が待っていた。

「こんにちは。
お邪魔します。」

悠貴さんが挨拶をする。
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