"鬼"上司と仮想現実の恋
そのまま悠貴さんに愛された私は、悠貴さんの腕の中でその余韻に浸っている。

「悠貴さん。」

「ん?」

「私、がんばっていい奥さんになりますね。」

私が言うと、悠貴さんは私をぎゅっと抱いて、

「暁里はそのままでいいよ。
仕事しながら、いい奥さんを目指したら、
疲れちゃうだろ?
手を抜ける所は手を抜いて、協力できる所は
協力し合って、無理せず、ずっと一緒にいよ?」

と言ってくれた。

「はい。
じゃあ、50年後も悠貴さんの奥さんで
いられる事を目指します。」

「うん。
その方が嬉しい。
俺も50年後も暁里の旦那でいられるように
がんばるよ。」

悠貴さんが、私の髪を梳くように撫でてくれる。
気持ちいい…
なんだか、とても幸せ。





─── 両家 顔合わせ Fin. ───


< 300 / 407 >

この作品をシェア

pagetop