この手をぎゅっと、離さないでね?



ってことはさ。

詩織ちゃんは告白をしたその日からずっと、洋くんのことが好きなんだ。



中学2年生のころからずっと。

結局、そういうことなんだよね?



「あっ、洋〜っ!いつまで話してんのよぉ!可愛い乙女を2人も放ったらかしてさぁ!」



洋くんが龍介くんと真也くんから離れると、詩織ちゃんがすぐさま駆けよって肩をパシッと叩いた。



「いてぇなぁっ。可愛い乙女が2人?いや、1人の間違いだろ?」

「あー、ちょっと彼女ちゃん!洋が彼女ちゃんのこと可愛い乙女じゃないって!」

「いや、可愛くないのはお前の方だからな?盛大な勘違いはやめろ」



詩織ちゃんがなにそれひどい、とまた洋くんの肩を叩いたから思わず笑ってしまった。



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