恋してる女の子って最高に可愛い
体育の授業が終わり、お昼休み。
いつものように樋口くんと私は購買に行って帰りに飲み物を買って教室に戻ると、
「今日は疲れたね〜!これが体育祭まで毎日続くのかあ〜!」と梨奈ちゃんが言った。
「なんか動きすぎて筋肉痛になりそうだよね」と少し笑って私は言った。
「梨奈、帰りにみんなで甘いもの食べに行きたいなあ」
「いいね!どこ行こうか?」と早川くんが言った。
「俺、いい所知ってるよ、いちごのミルフィーユが置いてある美味しいお店あるんだ」と樋口くんが言った。
「そんなとこあるんだ?」と樋口くんに私が聞くと、
「この前ケーキ食べに行ったとこだよ」と樋口くんに言われて、
そういえばそういうのがあった気がしなくもなくも…ない…!
なんていうかあやふやだった。
あっという間に午後の授業も終わり、みんなでスイーツを食べに行く。
前に、樋口くんと行ったお店についた。
メニューを見てみると本当にいちごのミルフィーユが書いてあった。
梨奈ちゃんがいつもみたいに全員分を頼んでくれた。
先に飲み物がきた。
私と樋口くんはやっぱりミルクティー、早川くんと梨奈ちゃんがカフェオレ、麗香がレモンティー。
みんなやっぱりぶれないなっと微笑んでいると、
「何笑ってんだよ?」と樋口くんが声をかけてきた。
「えっ?なんか、みんな飲み物とかぶれないなーって思って!」
「確かに…毎回同じだよなあ」と少し首を縦に何回か振って、頷いてくれた。
体育祭の練習の時のことを話しながら、いちごのミルフィーユを食べた私達。
“明日も頑張ろうね”ってみんなで言い合って解散した。