いつかキミを忘れても、きっとまたキミに恋をする
最初の頃は私もこの三人といるのが楽しかった。


けど…


「てかさ、隣のクラスのデブ村分かる?」


「わかるわかる、あいつまじくさい」


「はは…」


日を追うごとに他クラスの人の悪口を言うようになっていた。


「あー、喉乾いたー。ねぇ、飲み物買い行こうよ」


ガタン…


麻衣はそういい財布を片手に立ち上がった。


「あ、私買い行ってくるよ!」


「え?いいよ、うちらも買いたいから…」


「いいよいいよ!私、トイレも行きたかったし!」


「でも」


「春陽がそういうんだから待ってよっか」


麻衣はそういい椅子に座り直した。
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