秘密の約束。

始動。

ピピピ…

朝だ。目覚まし時計が鳴る。

心地良い夢から現実に引き戻される。

「ん…」

あたしは目を覚ました。鳴り止まない目覚ましを止める。

「学校かぁ…」

ちょっとのびをして横を見た。


─寝てる睦月がいる。

なんで!??

「うーん…」

睦月は起きる気配なし。

昨日…夜中に会議してたから寝ちゃったのか。

一緒に寝ちゃったんだぁ…

ちょっと顔があつい。
寝顔見られてたら、恥ずかしいな…。


もう一回横になって、睦月の顔を眺める。


やっぱり綺麗な顔。
ちょっといじわるをして、顔をツンツンするけど

全然起きない。

「んー…いちか…」


いきなり呼ばれたのでびっくりした。

てか…寝言?

かわいい。

初めは怖かった睦月なのに、今ではかわいいと思える。

…不思議だなぁ…。
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