おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜

職場に着くと、店長はせかせか仕事をしていた。
出勤のタイムカードを押して、指定されたわたしの場所に入れる。


個々に用意されているポケットの様なタイムカード入れは壁掛けになっていて、わたしのとなりは水島くん。
タイムカードとネームカード、そしてペンなどが入っているのを思わずバッチリ確認してしまった。



水島くんのさらに横はヤマウラと書かれた副店長のカード置き場がある。
そこにはなぜか…人気グラドルYUKOの生写真。
あー。好きなんだなぁ。と思いぼーっとしていた。



「ちょい、どいて」


急に聞こえた低い声にビクッとなって、振り返ればそこには副店長。
やっぱりどこか不機嫌そうな表情で立っていた。