アッファシナンテ

遼「良かった。安心した。
つまらないんじゃないかって
本当は心配してたから。
うるさい店内。照りつける太陽。
風の強い中バドミントンやって
全然続かなくて、あんたをほとんど
地べたみたいなレジャーシートの
上に座らせるようなマネして
怒ってるんじゃないかって心配だった。」

彼のその表情が何だかとても
素敵に見えて私は彼の横顔を
見る事が出来なかった。

遼「この先の事は何にも考えてないから
あんたの行きたい場所があるなら
付き合うよ。ないなら帰ろう。」

もう少し、彼と一緒にいたいと思った。
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